美術と美食同好会

 「美術と美食同好会」(通称「美と美」)は2017年スタートしました。基本的に年3回ほど日曜日の昼を挟んだ数時間、首都圏の美術館の面白そうな展覧会を巡り、美術館近隣で評判の高いレストランの昼食を楽しみながら美術談義に花を咲かせる肩の凝らない楽しい集まりです。

 先ずは目の保養をして、美味しいものを食し(人によっては1~2杯のビールかワインで)「美と美」の感想を語り合いながら、美術の余韻に浸るという贅沢な時間を共有します。

 

 皆様の参加をお待ちしています。

 

2017年~2019年11までの計7回の開催内容については「東京青木会諸活動バックナンバー編」に収録。未記載の部分は、参加者の記憶をたどりつつ記録として残したいと思います。写真など情報をお寄せください。


第9回 美術と美食同好会:棟方志功展、2023年11月4日

2023年11月4日(土)に美と美を開催します。ふるってご参加ください。

美と美食同好会 各位

美術と食の秋となりました。
11月4日開催の同好会に参加の連絡を頂いているのは、今のところ下記の皆さんです。
桜田さん、宮原豊さん、渥美さん、小林慶三さん、金谷さん、山口操さん 窪田洋子さん 宮原清明の8名です。
10月31日まで更なる皆さんのご参加をお待ちしています。

当日の内容です。
 場所:東京国立近代美術館  地下鉄東西線 竹橋駅 「1b出口 お濠の橋を渡りすぐ」
 集合時間:10時 美術館所正面、切符売場前 
入場券:1800円、切符売場にて各自で買えます。コロナでの入場制限はないようです。
展示内容: メイン 版画家 棟方志功 生誕120年大回顧展 1階
      同時に同館所蔵品「明治から現在の名品」が4階から2階まで見ることができます。
      1階が混んでいたら、4階から先に回ると良いです。
食事:竹橋駅近くの中華料理店に予約してあります。12時ごろか

以上です。
 宮原清明 (090 1059 2954)不明な点等がありましたらご連絡ください。


20200407  美術と美食同好会について

 

昨年11月24日(日)に第7回同好会が横浜美術館で開催されました。それまでこの同好会を企画・実施されてきた小林慶三顧問と平林前会長から、今後の運営は宮原清明監査(正)と山口操さん、窪田洋子さんに引き継がれ、新たにこの3人の体制で実行されると伺っています。

第8回同好会を3月29日(日)に開催すべく準備中でしたが、折からの新型コロナウィルス(武漢肺炎)の国内外での蔓延という思わぬ事態に直面し中止されました。次回はこの騒動が鎮静化した後に改めて企画されることtなりました。

以上、皆様よろしくお願いいたします。

 

美術と美食同好会(東京青木会「100年の歩み」3章5を転載)

 

 平成29年(2017年) 6 月第74回総会において、小 林慶三理事、平林秀明会長の発案により「美術と美 食同好会」の発足が発表され、年 3 回ペースで昼時 に開催されている。

 目の保養をして、美味しいものを食し、美術と美 食の感想を述べ合いながら、美術の余韻に浸るとい う何とも贅沢な数時間を共有する同好会である。

 2017年7月~2019年 3 月の間に 6 回開催されてい るが、第1回から 6 回までの観賞+美食のリストは 次のとおりである。そこに第7回、8回を追加した。

 

第 1 回(2017. 7 .30)(東京都美術館) 「ボストン美術館の至宝展」 上野公園 内の韻松亭で花籠膳賞味  

 

第2回(2017.10.29)(東京都美術館) 「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」 過門香上野バンブーガーデン店 中華料理ラ ンチコース

 

第 3 回(2018. 2 .18)(すみだ北斎美術館) 「Hokusai Beauty~華やぐ江戸の女たち~」 +常設展   Miagolare(ミャゴラーレ)=イタリアン

 

第4回(2018. 7 . 8 )(国立新美術館) 「ルーブル美術館展 ルーブルの顔」 東京ミッドタウン だし茶漬け  えん

 

第5回(2018.10.28)(国立西洋美術館) 「ルーベンス展―バロックの誕生」 音音 上野バンブーガー デン店=和食ランチ

 

第6回(2019. 3 .10)(東京 都美術館) 「奇想の系譜展」 土古里=韓国風焼肉 

 

 毎回、小林慶三さんと平林秀明さんによって企画さ れるが、会費はリーズナブ ルであり、満足度は相当高 い。参加者は毎回12名前後 であるが、もっとにぎやか になってもいいだろう。

 それにしても、美術はい くつになっても刺激的であ る。葛飾北斎の迫力は日本 画の域を超えており、魂を 揺さぶる。ヨーロッパの画 家たちが驚嘆するのもうなずける。70を過ぎてからがほんとの仕事であるという 生き様も勇気を与えてくれる。

 王の画家にして、画家の王ルーベンスにはたまげ た。画がでかいうえに、裸体が超肉感的なのである。 ルーベンスが描いた小さな画を弟子たちが工房で巨 大化させるのだという。なるほど、そういうことか と思った絵が、「マルスとレア・シルウィア」。軍神 マルスが巫女のレアに懸想し、迫っている場面が描 かれているのだが、ルーベンス筆の小品ではマルス の欲情とレアの困惑と恥じらいの表情が生々しい。 ところが、巨大化された作品の方にはそうした生々 しさが見られないのだ。大きければいいというもの ではないのだ。が、やはりでかいのはそれだけで迫 力がある。

 先日鑑賞したばかりの「奇想の系譜展」。江戸時 代の奇想画家 8 名の奇怪な傑作がこれでもかといわ んばかりに迫ってきて、へとへとになった。幻想的 で、グロテスクで、煌びやかで、おどろおどろしく て、哀しくて、夢を見ているようで、日本人がこん なに多彩な筆致で描けるなんて!伊藤若冲は幻想的 で華麗であったが、狩野山雪の梅の老木の奇矯な枝 ぶりと岩佐又兵衛の恨みがこもった絵巻物はなんと も怖かった。  さて、美食(昼食)は、上野恩賜公園内の韻松亭 の花籠膳に始まり、中華、イタリアンと続き、だし 茶漬けを経て、和食の御膳に戻ったのだが、高齢者 のランチに相応しいラインナップが続いており、毎回ビールが美味しい。そろそろフレンチとワインを 期待する向きもあるが、今回の「奇想の系譜展」の 後は韓国風焼肉で山形牛に舌鼓を打った。次はどん な美術と美食の会が企画されるのであろうか。(櫻田喜貢穗・38年卒)

 

第7回 2019年7月7日 国立西洋美術館「松方コレクション」、参加者は稲垣さん、金谷さん、窪田洋子さん(初)、小林さん、平林さん、丸山さん、宮原清明さん、山口さんの8名。食事処は「ブラッスリーレカン」、宮原清明さんの国立美術館の建設についてレクチャーがありました。

 

第8回 2019年11月24日 横浜美術館 「ルノアールとパリに恋した12人の画家たち」。参加者は 金谷さん、渥美さん、山口さん、小林さん、平林さんの5人。昼食は、中華街・重慶飯店。

 

美術と美食同好会について

 

昨年11月24日(日)に第8回同好会が横浜美術館で開催されました。それまでこの同好会を企画・実施されてきた小林慶三顧問と平林前会長から、今後の運営は宮原清明監査役(正)と山口操さん、窪田洋子さんに引き継がれ、新たな体制で実行されると伺っています。

 

第9回「美と美」同好会を3月29日(日)に開催すべく準備中でしたが、折からの新型コロナウィルス(武漢肺炎)の国内外での蔓延という思わぬ事態に直面し中止されました。次回はこの騒動が鎮静化した後に改めて企画されることtなりました。

 

皆様よろしくお願いいたします。


第 3 回(2018. 2 .18)(すみだ北斎美術館) 「Hokusai Beauty~華やぐ江戸の女たち~」 +常設展


コメント: 4
  • #4

    宮原豊 (金曜日, 22 1月 2021 22:03)

    1人で「美と美」をやってきました。

    千葉市検見川のインド・レストラン「シタール」の後、千葉市美術館に行きました。ここでは1月5日〜2月28日まで開催されている「田中一村展」がお目当てです。2年前に奄美大島で田中一村記念館を訪ねましたが、そこには奄美での作品を中心に数多くの作品が常設展示されてます。
    皆さんもきっと写真等でご存知の「アダンの海辺」が有名ですが、千葉に縁がある田中一村の展示会です。早熟で13歳の時に描いた南画「つゆ草に」、千葉時代の代表作「白い花」、他に千葉近郊や筑波山などの20年間過ごした千葉での作品を中心に、また約16〜7年間の奄美での作品の一部が展示されていました。千葉にいる時に描かれた田中一村の作品100点が千葉美術館には収蔵されており、今回は特別展として多くが展示されています。写真付き出展目録を購入しました。

    千葉市検見川のインド・レストラン「シタール」では、ローガンジョシュ(マトンカレー)、大きなナンに、インドビール(キングフィッシャー)をいただきました。
    濃くてチョイ辛で柔らかい骨付きマトンカレー、コクがあってなんとも美味、大満足しました。マスターの増田さんは日印協会理事をされているインド通です。本場のインド・カレーですが、私にはちょうどよい辛さ加減の味でした。デザートもチャイも砂糖控えめでちょうどよかったです。

    コロナ禍で「美術と美食同好会」が開催できませんが、コロナ禍でも一人で、あるいは少人数で美術館を訪問したり、美味しい物を食べたというようなお話を投稿ください。写真は宮原宛てにメールください。

  • #3

    宮原豊 (火曜日, 10 11月 2020 15:56)

    小林慶三様から次の通りご連絡をいただきました。
    「コロナ禍で、積んでいた本の読書と漢字パズルで時間をつぶしています。
    ところで、ホームページの『美術と美食同好会』の記録から1回抜けていることに気付きました。2019年7月7日松方コレクション(国立西洋美術館)、参加者8名、食事処ブラッスリーレカン、宮原清明さんの国立西洋美術館の建設についてレクがありました。いつの時かこの会の再開を願っています」

    早速、ホームページ上に第7回美と美同好会として追記しました。その年の11月24日横浜美術館は第8回と訂正しました。

  • #2

    宮原清明 (日曜日, 17 5月 2020 15:16)

    今度運営を引き継ぐことになりました。よろしくお願いいたします。
    第8回は新型コロナウイルス禍で中止となりました。今後の状況はまだ不明ですが、
    芸術と食欲の秋には同好会を開催できれば、と思っています。

  • #1

    宮原豊 (日曜日, 12 4月 2020 10:35)

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