第22回 故郷の歴史同好会
開催日 令和6(2024)年1月27日(土)15:00~17:00
場所:櫻田法律事務所会議室
テーマ:上田温泉電軌「青木線」の物語
発表者:小林慶三氏(s16生)
参加者(敬称略):小林慶三、山口操、宮原清明、渥美弘美、櫻田喜貢穂、沢村良江、山本修士、早川政美、宮原豊の9名 (なお、参加予定であった金谷笑子さんは都合により欠席されました)
懇親会:中華料理「幸福圓」(17:00~19:30)
主題:大正10年6月開業し、昭和13年7月に廃止された幻の上田温泉電軌「青木線」の歴史物語について、明治時代の長野県の鉄道の歴史、県道2号線(上田=松本)の歴史を背景に、上田交通(株)の社歴を参考にして詳しく解説いただいた。
1,上田町や青木村に電灯の灯った頃(大正13年)の一般家庭の電気料金は1円55銭(月額)。電軌(ちんちん電車)は青木から三好町まで13駅、約10.6キロの営業距離、午前5時47分~午後9時15分まで50分から1時間間隔で、運賃は35銭(片道)。電気料金と比べると、結構高い値段だったかもしれないが、父たちが通学で乗った当時「学割」はあったのかどうか知りたいと思いました。
2,大正13年8月に千曲川鉄橋が完成し、上田駅に直接乗り入れるようになり、上田=青木間は11.3キロ、所要時間43分、午前5時50分から午後10時8分まで20分間隔で運行。結構夜遅くまで運航していたものだと思いました。昭和2年には、三好町=上田原間は専用軌道として複線化。
3,その後はバス会社との競争が激しくなり、昭和13年7月25日に廃線となった。
4,上田丸子交通は昭和44年に丸子線が廃止、上田交通となったが、昭和47年に真田傍陽線が廃止、現在残っているのは別所線のみとなった。今ではレトロな電車として観光客に親しまれている。
5,話題は、上田交通と東急電鉄との関係から五島慶太翁の戦前戦後の事績や地域の産業(養蚕、蚕糸、製糸業)など多方面に広がり、予定の時間を越えて大いに盛り上がった。
*幹事の不手際により、せっかく盛り上がった同好会、懇親会の写真を撮り損ねました。代わりと言っては何ですが、櫻田事務所に行く前に歩いた半蔵門周辺の写真を添付しました。
次回 第23回の予告:9月中旬の予定
テーマ:三吉米熊の物語 三吉米熊(上田を支えた人々・上田人物伝)
発表者:宮原清明氏
参考:三吉 米熊(みよし よねくま、万延元年6月10日(1860年7月27日) - 1927年(昭和2年)9月1日)は長州藩の生まれながら、長野県の蚕業教育者として蚕都「上田」を確立した信州・上小地域の大恩人。長野県小県蚕業学校(上田東高等学校)初代校長、上田蚕糸専門学校(信州大学繊維学部)の創設に尽力し教授。長野県技師として顕微鏡による蚕病検査を普及させ、前述のように上田に日本初の本格的な蚕業専門学校を創設した。上田公園に顕彰碑。養蚕の盛んだった青木村も無縁の方ではなく、宮原清明さんの父祖も関係があり、米熊の人物・歴史について調べたことがあるそうです。個人的な体験も踏まえたお話しをいただけるそうです。
第21回 故郷の歴史同好会を開催しました。
日時:9月9日
場所:櫻田法律事務所会議室
出席者(敬称略):山本修士、山口操、宮原清明、小林慶三、櫻田喜貢穂、宮原豊
テーマ:「信州上田藩 宝暦一揆・異聞~清水半平と橋爪玄惟」
宮原がアマゾン(MyISBN)で自費出版した清水半平と橋爪玄惟の物語について報告しました。一揆の首謀者として処刑された夫神村百姓清水半平と、一揆において重要な役割を担ったと目される中村医師橋爪玄惟の史実では語られていない歴史小説です。小説は創造ですから、物語は「歴史」をはみ出した空想的な内容です。
その後、歴史同好会の今後の運営について話し合い、近くの中華料理店で懇親しました。
次回は、2024年1月27日(土)午後3時~6時、櫻田法律事務所会議室、報告者は小林慶三様です。
この日の模様については写真を撮り忘れました。
東京青木会 第20回「故郷の歴史同好会」開催報告 (2022年7月16日)
2020年2月29日(土)に第19回歴史同好会を開催して以来、コロナ禍のために実施できなかった会を2年半ぶりに開催いたしました。
日時:2022年 7月16日(土) 15:00~18:00
場所:湯島「味の上田」
会費:5,000円 (4500円+消費税10%)
テーマ:「中山道を歩いて」(発表者:山口操さん)
出席者:山口操さん、金谷笑子さん、小林慶三さん、宮原清明さん、櫻田喜貢穂さん、沢村良江さん、山本修士さん、宮原豊の8人
① 定刻前に全員が揃い、先ずは恒例の通り発表者によるプレゼンテーション。
山口さんは、2018年秋から中山道歩きを始められたそうですが、ほぼ同時に東海道歩きも開始されたそうです。東海道は53次を全30回、中山道は69次を全33回に分けて行うのだそうですが、東海道は一昨年(2020年12月)ゴールし、中山道は先週(7月8~10日)第26回を終え、もう少しで完遂するそうです。
20名ほどのグループで、ガイドさん(講師)付で街道の歴史や風物や食事を楽しみながら歩くそうです。日に平均20キロ以上は歩くそうですが、この前は40キロ以上を歩いたそうです。その後の筋肉痛は全くないそうですから、いくら青木育ちだと言ってもその健脚ぶりには驚かされます。先週は中山道のハイライト「木曽路はすべて山の中である」の妻籠、馬籠だったそうです。木曽路は63次の中の11次あるそうです。今までの中山道の中で印象深かったのは和田峠だそうです。
「道歩き」を始めたきっかけは、青木村を通っている「東山道」のことを聞いたからだそうです。両街道を歩いている時に時々「東山道に通ずる」という表示を見ると、講師の先生に東山道のことを質問したりしますが、東山道は古道ですから、歩く人も少なくなっているそうです。
② 懇親会:東山道のことから、その後は青木村や上小地域の話題に発展したところで、懇親会に移
りました。小林慶三さんの発声で「コロナ禍で2年半も会えなかったが、みんな元気に再会できたことを祝して!」と乾杯し、自由な会話を楽しみました。
③ 最長老の丸山光繁さんは、真っ先に出席の返事をいただいていたのですが、急に別件と重なって
しまったとのことで欠席でした。超の付くほどお元気でビールをガンガン飲んでおられるそうです。あやかりたいものです。
④ 次回の歴史同好会はコロナの状況次第で、いつ開催できるか分かりませんが、開催時期やテーマ
については、今後メール等で話し合っていきたいと思います。
⑤ 「美と美同好会」の幹事役の宮原清明さんから、コロナ後は都内の美術館は入場制限あるいは予
約制の場合も多く、団体で行きにくくなっている。そこで「美と美」の開催を地方の美術館に広げてみたいとの話がありました。そうなると小旅行となり、あるいは宿泊するとなると「温泉ですね、そこの地酒もいいすね」と、どんどん話が弾みました。
⑥ また、団体ではなく一人で美術館などを訪ねることもあると思うので、その時はホームページのブ
ログを使って情報共有をしてもらいたいと、例えば「一人美と美」ということで「美と美」のブログにアップしていきたいと提案がありました。
ホームページには、「会員交流の窓口B」以外に、「歴史同好会B」や「美と美B」のブログも立ち上げて
いるので、もっとたくさんの方からブログ投稿してもらいたいと思います。ブログに直接書き込むのが苦手な方(スマホの場合は入力しにくい)は、管理者(宮原豊)まで、メールやLineでちょっとした文章や写真を送ってもらえれば掲載できますと話しました。沢村さんから、自分の描いた鉛筆画があるので、近いうちに送りますとのこと、楽しみにしています。
写真:山口さんの街道歩き「旅日記」;東海道、中山道、記念写真+α
第20回「故郷の歴史同好会」を中止します。
新型コロナ感染状況が収まらず、未だに種々の会合が安心して開催できる状況にございません。そのような中を何とか開催できないかと検討して参りましたが、11月28日(土)に開催予定の第20回「故郷の歴史同好会」開催を中止せざるを得ないということになりました。これは2020年の忘年会を兼ねたものでありましたが、今のままでは次の開催(2021年の新年会か)の見通しも立ちません。開催可能な状況になりましたら、直ぐにでも企画し直してご連絡いたします。次回発表の予定の山口さんにはずっとお待たせしたままで申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。それまで皆様もコロナに負けずに元気にお過ごしくださいますようご健勝をお祈りいたします。
添付の写真は、今年2月29日(土)に開催した第19回歴史同好会(櫻田氏「明治2年の上田騒動」)の時の写真です。その時は既に新型コロナ感染が言われ始めており、常連の方3~4名が欠席されましたが、それでも楽しく有意義な時間を過ごすことが出来ました。遠い昔のような気がします。写真のように「三密(密閉、密集、密接)」を求めて開催するのに、三密を避けるは意味を成しません。マスクしながら飲食は出来ませんし、フェースシールドを付けて席を広げて開催するにしても感染リスクはなくなりません。いつの間にか社会全体が免疫状態に達成しているとか、「風邪薬」を飲んだら直ぐに治るよというくらいの普通の感冒症程度になって、安心して三密できるようになるまで辛抱したいと思います。
11月28日(土)は、忘年会を兼ねて開催したいと思います。その間に終息することを祈っています。
20200407 第20回歴史同好会の予定
次回第20回は8月8日(土)15:00~18:00 「中山道を歩いて」(山口操さん)です。いくら何でもその頃には新型コロナウィルスも終息していることと期待しております。
第21回は11月28日(土)に忘年会を兼ねて実施予定です。テーマ・発表者が未定です。どなたか案がありましたらお知らせください。
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