美術と美食同好会 2017年度(1~3回)、2018年度(4~6回)、2019年度(7~8回)、2023年度(第9回)を掲載。

第9回 美術と美食同好会:棟方志功展 2023年11月4日

美と美食同好会 各位

美術と食の秋となりました。
11月4日開催の同好会に参加の連絡を頂いているのは、今のところ下記の皆さんです。
桜田さん、宮原豊さん、渥美さん、小林慶三さん、金谷さん、山口操さん 窪田洋子さん 宮原清明の8名です。
10月31日まで更なる皆さんのご参加をお待ちしています。

当日の内容です。
 場所:東京国立近代美術館  地下鉄東西線 竹橋駅 「1b出口 お濠の橋を渡りすぐ」
 集合時間:10時 美術館所正面、切符売場前 
入場券:1800円、切符売場にて各自で買えます。コロナでの入場制限はないようです。
展示内容: メイン 版画家 棟方志功 生誕120年大回顧展 1階
      同時に同館所蔵品「明治から現在の名品」が4階から2階まで見ることができます。
      1階が混んでいたら、4階から先に回ると良いです。
食事:竹橋駅近くの中華料理店に予約してあります。12時ごろか

以上です。
 宮原清明 (090 1059 2954)不明な点等がありましたらご連絡ください。

 

美術と美食同好会(東京青木会「100年の歩み」3章5を転載)

 

 平成29年(2017年) 6 月第74回総会において、小 林慶三理事、平林秀明会長の発案により「美術と美 食同好会」の発足が発表され、年 3 回ペースで昼時 に開催されている。

 目の保養をして、美味しいものを食し、美術と美 食の感想を述べ合いながら、美術の余韻に浸るとい う何とも贅沢な数時間を共有する同好会である。

 2017年7月~2019年 3 月の間に 6 回開催されてい るが、第1回から 6 回までの観賞+美食のリストは 次のとおりである。そこに第7回、8回を追加した。

 

第 1 回(2017. 7 .30)(東京都美術館) 「ボストン美術館の至宝展」 上野公園 内の韻松亭で花籠膳賞味  

 

第2回(2017.10.29)(東京都美術館) 「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」 過門香上野バンブーガーデン店 中華料理ラ ンチコース

 

第 3 回(2018. 2 .18)(すみだ北斎美術館) 「Hokusai Beauty~華やぐ江戸の女たち~」 +常設展   Miagolare(ミャゴラーレ)=イタリアン

 

第4回(2018. 7 . 8 )(国立新美術館) 「ルーブル美術館展 ルーブルの顔」 東京ミッドタウン だし茶漬け  えん

 

第5回(2018.10.28)(国立西洋美術館) 「ルーベンス展―バロックの誕生」 音音 上野バンブーガー デン店=和食ランチ

 

第6回(2019. 3 .10)(東京 都美術館) 「奇想の系譜展」 土古里=韓国風焼肉 

 

 毎回、小林慶三さんと平 林秀明さんによって企画さ れるが、会費はリーズナブ ルであり、満足度は相当高 い。参加者は毎回12名前後 であるが、もっとにぎやか になってもいいだろう。

 それにしても、美術はい くつになっても刺激的であ る。葛飾北斎の迫力は日本 画の域を超えており、魂を 揺さぶる。ヨーロッパの画 家たちが驚嘆するのもうなずける。70を過ぎてからがほんとの仕事であるという 生き様も勇気を与えてくれる。

 王の画家にして、画家の王ルーベンスにはたまげ た。画がでかいうえに、裸体が超肉感的なのである。 ルーベンスが描いた小さな画を弟子たちが工房で巨 大化させるのだという。なるほど、そういうことか と思った絵が、「マルスとレア・シルウィア」。軍神 マルスが巫女のレアに懸想し、迫っている場面が描 かれているのだが、ルーベンス筆の小品ではマルス の欲情とレアの困惑と恥じらいの表情が生々しい。 ところが、巨大化された作品の方にはそうした生々 しさが見られないのだ。大きければいいというもの ではないのだ。が、やはりでかいのはそれだけで迫 力がある。

 先日鑑賞したばかりの「奇想の系譜展」。江戸時 代の奇想画家 8 名の奇怪な傑作がこれでもかといわ んばかりに迫ってきて、へとへとになった。幻想的 で、グロテスクで、煌びやかで、おどろおどろしく て、哀しくて、夢を見ているようで、日本人がこん なに多彩な筆致で描けるなんて!伊藤若冲は幻想的 で華麗であったが、狩野山雪の梅の老木の奇矯な枝 ぶりと岩佐又兵衛の恨みがこもった絵巻物はなんと も怖かった。  さて、美食(昼食)は、上野恩賜公園内の韻松亭 の花籠膳に始まり、中華、イタリアンと続き、だし 茶漬けを経て、和食の御膳に戻ったのだが、高齢者 のランチに相応しいラインナップが続いており、毎回ビールが美味しい。そろそろフレンチとワインを 期待する向きもあるが、今回の「奇想の系譜展」の 後は韓国風焼肉で山形牛に舌鼓を打った。次はどん な美術と美食の会が企画されるのであろうか。(櫻田喜貢穗・38年卒)

 

第7回 2019年7月7日 国立西洋美術館「松方コレクション」、参加者は稲垣さん、金谷さん、窪田洋子さん(初)、小林さん、平林さん、丸山さん、宮原清明さん、山口さんの8名。食事処は「ブラッスリーレカン」、宮原清明さんの国立美術館の建設についてレクチャーがありました。

 

第8回 2019年11月24日 横浜美術館 「ルノアールとパリに恋した12人の画家たち」。参加者は 金谷さん、渥美さん、山口さん、小林さん、平林さんの5人。昼食は、中華街・重慶飯店。

 


20200827 美術と美食同好会について(10月4日は中止)

 

 幹事の宮原清明様から、次のメッセージが送られてきました。

 

「残暑お見舞い申し上げます。8月末になっても暑さが続いています。また、新型コロナウィルス禍が収まりません。

 10月4日(日)に開催を予定していた美と美同好会は、現在のコロナの状況下では開催が困難ですので、中止すことにしました。次の候補日として、12月6日(日)を考えていますが、開催はコロナ次第となります。皆様におかれましては、時節柄ご自愛ください」

 

 故郷の歴史同好会も11月28日(土)を予定していますが、こちらもコロナ禍次第です。2020年は、せめてこの2つの同好会だけは開催できるよう期待しています。

第3回 2018年2月 すみだ北斎美術館

写真:第 1 回 「ボストン美術館の至宝展」(東京都美術館)の後、上野公園内の「韻松亭」の昼食会